OTNet、KDDI沖縄 吸収へ 通信事業を一体化


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 沖縄セルラー電話子会社の沖縄通信ネットワーク(OTNet、那覇市、仲宗根朝整社長)は4月1日付で、KDDI子会社のKDDI沖縄を吸収合併する。

KDDI通信関連設備の運用保守業務やプロバイダー事業などKDDI沖縄の業務は一部を除き継続。より効率的な通信サービスの構築を図る。OTNetは25日の臨時株主総会で承認した。
 沖縄セルラー、OTNet、KDDI沖縄の3社はKDDIグループだが、それぞれ事業領域を分担する形で運営してきた。今回、固定と無線の一体的な通信環境の構築が急速に進んでいることから、提供主体を集約し一体的に固定通信サービスを展開、業務拡大を図る。KDDI沖縄のPHS事業など採算性の悪い業務は整理する一方、業績が順調な米軍基地向けインターネットやプロバイダー事業などは継続し、吸収合併で売上高は7~8億円増を見込む。
 役員はOTNetの体制を維持。KDDI沖縄の従業員は継続雇用する方針。仲宗根社長は「通信の技術革新が進んでいる。一緒にやることで相乗効果が期待できる」と話した。