【石垣】JAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」は28日、石垣島産ひとめぼれのくず米を活用した米粉と玄米粉を開発したと発表した。
同日、JAおきなわ八重山支店で米粉、玄米粉を活用した新商品の試食会を開き、商品をPRした。米粉、玄米粉は1日から同店で販売する。
これまでくず米は泡盛「やいま」の原料として使う以外は県外に出荷し、地元では活用していなかった。
ゆらてぃく市場はくず米を地元の特産品として有効活用し、地域活性化を図る目的で昨年、米粉機器を試験導入。菓子店やパン屋と連携し、米粉を使った特産品開発に取り組んできた。
JAおきなわ八重山地区本部の安里成秀副本部長は「くず米を米粉にすることで多様な活用ができる。米粉を原料とした土産品へ発展させてほしい」と話した。
ゆらてぃく市場生産者会の大島正嗣会長は「八重山は年に2回新米を収穫できる米どころだ。米粉を使った特産品が増えれば島の活性化にもつながり、生産者の意欲も高くなる」と期待した。
米粉、玄米粉の商品名は「米っ粉」「玄米っ粉」。米っ粉は300グラム370円、500グラム610円。玄米っ粉は300グラム250円、500グラム400円。いずれも税込み。
1日は発売を記念して先着100人に商品をプレゼントする。