11日に復興支援ライブ 福島の子ども招待、保養を計画


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震災復興支援イベントへの参加を呼び掛けるうむい宮古島の藤井一郎会長(左から2人目)ら=7日、宮古島市役所平良庁舎

 【宮古島】福島県の子どもたちを宮古島市に保養に招待することを計画している、うむい宮古島(藤井一郎会長)などの市民団体が7日、宮古島市役所平良庁舎で会見を開き、震災復興支援イベントの開催を発表した。

 東日本大震災から2年の11日には同市平良のシネマパニック宮古島で、同市内のミュージシャンによる復興支援ライブが開催される。16日には同市中央公民館で福島県二本松市からNPO法人TEAM二本松の保養担当者、松本徹也さんを招いて「東日本大震災・原発事故から2年の今」と題して講演会を開く。
 会見には、うむい宮古島と、復興支援リレーライブを続けてきたライブハウスの「ROADHOUSE雅歌小屋」(伊良部将之代表)、宮古島市の女性でつくる、しましまピース(瑞慶山麗子会長)の3者が出席。3月下旬にも、3団体を中心に保養を受け入れる実行委員会を立ち上げる予定。
 うむい宮古島は、過酷な生活を強いられている福島県の子どもたちを保養に宮古島へ招待するために市民の笑顔を写した笑顔カレンダーを販売してきた。2月までに2924部を販売、寄付金と合わせて約188万円が集まっているという。藤井会長は「多くの人に支えられて、この金額がつくり出せた。大切に使っていきたい」と話した。
 雅歌小屋は、2011年3月から毎週日曜日に復興支援リレーライブを開催し、ことし2月17日に100回目を迎えた。11日の復興支援ライブにも実行委員会として関わり、集めた寄付金をうむい宮古島に贈呈する。
 復興支援ライブは11日午後6時半に開演。入場料は千円で、高校生以下は無料。問い合わせは(電話)0980(73)1589(雅歌小屋)まで。16日の講演会は午後3時開演で入場無料。