辺野古新区長に嘉陽氏 移設反対住民も一部支持


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 【名護】日米両政府が米軍普天間飛行場の移設先とする名護市辺野古区で17日、任期満了に伴う区長選挙が46年ぶりにあり、即日開票の結果、新人の嘉陽宗克氏(60)=元社会福祉法人事務局長=と現職の大城康昌氏(58)が共に407票となり、くじ引きで嘉陽氏が新区長に選ばれた。

 嘉陽氏へは辺野古移設に反対する一部住民も支持。政府が辺野古埋め立ての申請を3月中にも行うとみられる中、新区長の下、今後の同区の判断が注目される。
 投票資格がある区民926人中814人が投票。投票率87・9%だった。嘉陽氏の任期は4月1日から2015年3月31日。選挙戦では6期12年続く区行政の刷新などを訴え、移設問題は争点にならなかった。
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