震災避難の子ら舞台へ 24日に沖子連子ども祭り


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太鼓の練習に励む沖縄じゃんがら会と護佐丸太鼓のメンバーら=2日、中城村

 24日昼に恩納村コミュニティーセンターで開かれる沖子連子ども祭りで、東日本大震災を受けて沖縄に避難している子どもたちと中城村の「護佐丸太鼓」の子どもたちが一緒にステージに立つ。

福島県双葉町の「標葉(しねは)せんだん太鼓保存会」も友情参加し、沖縄と被災地をつなぐ音を響かせる。
 “太鼓団”の出演は、被災児童や県内避難者の支援をしている団体「ふちゅくるん」が企画。同団体は、伝統芸能など文化交流を通し、避難者同士の結束や県民とのつながりを深めようと支援活動に取り組む。
 福島県からの県内避難者が集う「沖縄じゃんがら会」の子どもたちが2月から週1回、護佐丸太鼓のメンバーと共に練習に励んできた。本番では、同保存会の創作曲「天響」を披露する。福島県いわき市からうるま市に移り住んだ根本凌汰君(12)は弟の恭輔君(10)と妹の琴子さん(8)と練習に参加。「始めは体勢やリズムに慣れず難しかった。本番ではかっこいい演技をしたい」と意気込む。
 また、24日午後4時からは、同保存会や県内の太鼓集団が出演するイベント「いちゃりば祭!ハートビートフェスタ」(実行委員会主催、うるま市など共催)が、うるま市の石川会館で開かれる。