![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img51661290ec16e.jpg)
シニア(上級)野菜ソムリエ資格を持ち、糸満市で農業を営みながら農と健康をつなぐ食の大切さを伝え、加工品などを販売する「ベジフルマンマ」代表を務める徳元佳代子さん(56)が6日、東京で開かれた「第2回野菜ソムリエアワード」(野菜ソムリエ協会主催)で日本一の金賞を獲得した。
「農と食を楽しみ、健康的な社会へ貢献する」という信念や日ごろの活動を発表、全国に約4万5千人いる野菜ソムリエの頂点に輝いた。
琉球新報社の生活情報誌「うない」で「やさしいやさい」を連載中の徳元さん。受賞を喜び「少しでも沖縄の農業や長寿のために弾みがつけばうれしい」と語る。
農業の苦楽を知る立場から、また、がんを患った経験から「農業と食べ物と健康は、切り離せないと気付いた。農と健康の間に立つ仕事がしたいと思った」という。熱意が実り、2年前に九州・沖縄地区で初となるシニア野菜ソムリエ資格を取得した。
「失われつつある沖縄の健康長寿を取り戻したい」と、病気になりにくい野菜の食べ方や食育の大切さを伝え続ける決意を語った。