太古からの営み 生命育む海 辺野古崎・大浦湾


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 海底に広がる巨大なサンゴ群、天然のモズクが育つ海草藻場、時にクマノミがイソギンチャクの中から顔を出す。米軍普天間飛行場の代替施設建設予定地となっている名護市辺野古崎周辺と大浦湾に8、9日の2日間潜った。

陸に迫る深い入り江となっている大浦湾、山から栄養を運ぶ大浦川、汀間川が長い年月をかけて多種多様な生態系をつくり上げた。代替施設建設で揺れる海は、穏やかに従来の自然の営みを続けている。写真で大浦湾、辺野古の海中の様子を紹介する。
(写真映像部・花城太、金良孝矢)

海面に向かって成長するアオサンゴ。国際自然保護連合(IUCN)のレッドデータリスト「絶滅危惧2類」に掲載されている=9日、名護市大浦湾「チリビシのアオサンゴ群集」の水深約15メートル
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