民間港の軍事利用に抗議 PAC3で集会


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 航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が沖縄配備されるのを前に、沖縄平和運動センターなどは18日正午、那覇市の安謝新港で抗議集会を開いた。集まった約200人が「民間港の軍事利用を許さない」などと拳を上げた。

 山本隆司・沖縄平和運動センター副議長は「軍隊が平和を守ることがいかに幻想であったかを、われわれは沖縄戦で学んだ。PAC3は沖縄を守れない」と訴えた。
 全日本港湾労働組合沖縄地方本部の大城盛雄委員長は「この港は軍事のためにつくったものではない。国のもくろみは沖縄を軍事基地化することだ。軍事にかかわるあらゆる動きを封じ込めなければならない」と呼び掛けた。その後「PAC3反対」「沖縄の軍事基地化に反対」などと声を上げた。

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