1万人結集目指す 「屈辱の日」沖縄大会 実行委が発足


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約400人が参加した4・28政府式典に抗議する「屈辱の日」沖縄大会実行委員会結成総会=18日、那覇市の教育福祉会館

 宜野湾海浜公園屋外劇場で28日午前11時から開かれる「4・28政府式典に抗議する『屈辱の日』沖縄大会」実行委員会結成総会が18日、那覇市の教育福祉会館で開かれた。

県議会や市民団体などから共同代表6人が承認され、1万人規模の結集を目指すことを確認した。実行委には同日までに104団体が参加している。集まった約400人は、二度目の沖縄切り捨てとなる政府式典に「がってぃんならん(合点がいかない)」と拳を突き上げた。
 共同代表の一人に選ばれた中部地区青年団協議会の金城薫会長(32)は、傘下9市町村約5千人超の会員を代表し「青年世代は戦前戦後や4・28の歴史を知らない。大会に参加することで若者世代の思いを県民や国民に発信したい」とあいさつ。会場から大きな拍手が湧き起こった。
 共同代表としてほかに県議会の喜納昌春議長、沖縄の平和創造と人間の尊厳の回復を求める100人委員会の高良鉄美世話人、県生活協同組合連合会の東條渥子(あつこ)会長、県女性団体連絡協議会の伊志嶺雅子会長、沖縄平和運動センターの崎山嗣幸議長が承認された。沖縄国際大学の前泊博盛教授による基調講演「4・28の真実―国民を欺いた日米交渉の舞台裏」も行われた。
 問い合わせは実行委事務局(電話)080(4694)3030、ファクス098(866)2706。