【恩納】映画「ラストサムライ」などに出演したハリウッド俳優、小山田真さん(31)の「夢を追い求めて」と題した講演会が16日、村ふれあい体験学習センターゆうなホールで行われた。
在沖米国商工会議所の呼び掛けを受けた恩納小中学校や喜瀬武原小学校の児童生徒らは、小山田さんの話に聞き入った。
小山田さんは、自らの将来設計を建てることの重要性を強調。中学時代にはアクションスターを目指していた小山田さんは、高校ではアクロバットな演技に必要な武道を学び始めた。英語は伸び悩んでいたが高校卒業後、単身渡米したという。
このころから人生設計を建てるために「自分の将来のために何をすべきか考え、問題リストを作り、一つ一つ解決していった」という。特に英語の習得には、日本語を使わない環境をつくり、友達をたくさんつくり、間違っても英語を話す機会を増やすことを心掛け、そのおかげで上達した体験を説明した。児童生徒らには、世界に飛び出す国際人になってほしいなどと呼び掛け、英語習得の重要性を何度も強調した。
質疑応答で、新たに挑戦したいことを聞かれた小山田さんは、「さまざまな国で交流を深めて日本の良さを伝えるとともに、日本の若者が世界で活躍できることにつながる活動をしてきたい」と熱く語った。
恩納中1年の大城堅地郎(けんじろう)君(12)は「夢をかなえるためには相当の努力が必要だと感じた。自分も進路をしっかり考えていきたい」と語った。