音楽、アート楽しむ 多彩なステージ、出店 タクジ祭り


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
気勢を上げる主催者の岡田さん(左から4人目)と、出演者ら=13日、南城市カフェやぶさち

 【南城】県内外からのアーティストを集め、毎年開かれているタクジ祭り(主催・オフィスネコハウス、同実行委員会)が13日と14日の両日、南城市百名のカフェやぶさちで行われた。2日目は豪雨に見舞われながらも、両日合計約500人(主催者発表)が来場した。

 ことしで10年目を迎えるこの祭りは、「火と音楽とアートのお祭り」をテーマに、音楽家や画家、料理人など、県内外からアーティストらが集まり、50組のステージや40の出店で祭りを盛り上げた。来場者は、寝泊まりして両日楽しむためのテントを張ったり、音楽に酔いしれたりと、思い思いに時間を過ごした。
 不思議な音を耳元で鳴らして癒やし効果を得る「脳内マッサージ」や、輪郭をちんすこうの形にして描く似顔絵など、一風変わったコーナーもあった。
 第1回から同まつりを主催するファイヤーパフォーマーの岡田拓治さん(33)=北谷町=は「最初は北谷でテーブルをつなげただけのステージから始まった。今は北海道から沖縄までたくさんの出演者が口コミで集まっている」と話した。
 ジャグリングで出演した慶留間(けるま)知樹さん(23)=浦添市=は「県外からも共演者が来るので刺激になる」と話し、埼玉県から訪れたという上田千賀さん(20)は「今まで見たことのないアートや音楽を楽しめた」と感想を述べた。