「屈辱の日」を検証 南風原町で企画展開催


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「4・28」や「5・15」などのつながりから沖縄戦後史を考える検証4・28「屈辱の日」展=25日、南風原文化センター

 【南風原】第64回南風原文化センター企画展・「検証4・28『屈辱の日』展」(南風原町、町教育委員会、南風原文化センター主催)が25日から同センターで始まった。5月26日まで(水曜休館)。

 「6・23」(慰霊の日)「4・28」(屈辱の日)、「5・15」(復帰の日)のつながりから沖縄戦後史を考える写真資料、用語解説、新聞など約600点を展示。「沖縄戦後50年史」の映像上映もある。
 平良次子学芸員は「年表や資料を通して沖縄の戦後史をたどり現状を把握しながら、4・28が『屈辱の日』と表現される意味、主権の在り方など考える機会にしてほしい」と企画意図を強調した。
 28日午前11時からは、「私と4・28」をテーマに沖縄の自己決定権などについて調査・研究している「オキスタ107」(親川志奈子共同代表)メンバーらによる座談会を開く。沖縄の苦難の歴史や、主権の在り方について、幅広い世代で論議する。問い合わせは同センター(電話)098(889)7399。