知事、抗議大会出ず 副知事の式典出席理由に


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 仲井真弘多知事は26日、28日の政府主催「主権回復」式典に抗議して開かれる「屈辱の日」沖縄大会に欠席することを同実行委員会側に伝えた。

知事は同日「僕は東京に参加する側ですから趣旨が違う」と述べ、自身の代わりに高良倉吉副知事が政府式典に出席することを理由に挙げた。
 知事の参加については大会共同代表の喜納昌春県議会議長らが24日に川上好久副知事に要請していた。仲井真知事は当日の予定について語らなかった。
 一方、政府の式典に出席する高良倉吉副知事は同日夕記者会見し「知事も悩んだようだが、政府式典は代理で、抗議集会に知事が出るというのは説明できないということだ」と知事の欠席理由を説明した。
 自身の代理出席には「沖縄の思いを踏まえることと、県として政府式典に参加するという2点に配慮するためだ」と重ねて表明した。
 また個人的見解として「安倍晋三首相がどういう言い回しで沖縄や奄美、小笠原の思いに言及するか注目している」と述べた。