田芋スイーツはいかが 金武町商工会、小冊子でPR


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 【金武】金武町の特産品、田芋を使ったスイーツをPRしようと、金武町商工会(國場盛光会長)が3月末から小冊子「タームスイーツ」を1万冊発行している。無料。同会ではタームスイーツをタコライスと並ぶ、金武町の観光資源にしたい考えだ。

國場会長は「各店舗が地元特産品を活用し、たくさんのスイーツを作ってくれた。地元や観光で訪れた人々に食べてもらうため、PRしたい」と意気込んでいる。
 小冊子には、町内6店舗、「richamocha cafe(リカモカ カフェ)」「モンクレア」「カフェレストラン長楽」「ケーキの店マルメロ」「いも金本舗金金」「町特産品加工センター」が販売する焼き菓子やシュークリームなど、計18種類のタームスイーツが、PRポイントとともに写真入りで載っている。
 年間約300トンの田芋が収穫される金武町では、二十数年前から田芋を使った菓子が食べられており、同商工会も1990年代には特産品作りに取り組んできた。2、3年前からはタームスイーツを販売する店舗も増えだし、一部店舗の商品は沖縄自動車道のサービスエリアでも販売されるなど、スイーツとしての田芋が広がりつつある。
 國場会長は「米軍ギンバル訓練場の跡地利用で金武町も観光地としての意識が高まっている。民泊事業の広まりで地元特産品の土産の需要もあり、商工会としても、地元特産品を活用する店舗を応援していきたい」と語った。

英文へ→Kin business group publishes booklet to promote Taimo sweets

各店舗が作ったタームスイーツをPRする金武町商工会のメンバー=24日、金武町商工会
小冊子「タームスイーツ」