琉球新報社 鉄板焼ステーキレストランチェーン、碧（へき）（那覇市、西里弘一社長）は３０日、東京証券取引所傘下のプロ投資家向け市場「ＴＯＫＹＯ ＰＲＯ Ｍａｒｋｅｔ（東京プロマーケット）」に上場を申請した。
同日、東証が発表した。上場予定日は６月４日。同市場への上場は県内第１号で、全国４社目となる見込み。
碧は上場時の新株発行、売り出しはせず、市場での資金調達は当面実施しない方針。上場承認で企業の信頼力や知名度向上を図り、人材確保などにつなげる。約１年後をめどに市場を活用した事業展開を計画する。
碧は１９９９年創業。資本金５５００万円、１２年９月期売上高は６億９２０３万円だった。発行済み株式総数は５９万株で、株主は１３７人。東証関連市場への上場は県内６社目となる。
西里社長は「指定アドバイザーなど多くの関係者に支えられ実現した。県外展開も順調だ。上場でまずは信用力を高め、成長戦略を描いていきたい」と話した。
