<人事>沖縄電力 新役員8氏を発表


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 沖縄電力(大嶺満社長)は30日、新任の副社長に池宮力(56)、知念克明(55)の両常務が昇格する人事を発表した。

新たな常務には、玉城直(59)、古堅幹也(57)、山城克己(54)の3取締役が昇任する。新任の取締役には、桑江登電力本部理事発電部長(56)、本永浩之企画本部企画部部長(49)、島袋清人防災室長(49)が昇格する。任期は2年。6月27日の株主総会後の取締役会で正式に決定する。
 代表権を持つ大嶺社長(57)、石嶺伝一郎会長(64)は再任。代表権は池宮、知念両副社長を加えた4氏が持つ。取締役の恩川英樹、仲里武思、小禄邦男(非常勤)の3氏は再任。
 大嶺社長は新役員体制について「社会環境の変化に柔軟に適切に対応できるような人事となった。直面する電力システム改革など今後数年間かけて行うものもある。新任取締役のうち2人は40代で、次のステージを展望していきたいという思いで起用した」と述べた。
 一方、大嶺克成代表取締役副社長(57)は退任し、沖電工社長へ就任する。與儀勉取締役(61)は退任し、沖縄新エネ開発社長へ就く。遠藤正利常務(64)は退任する。當真嗣吉相談役(65)は取締役を退く。
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 池宮力氏(いけみや・つとむ) 那覇市出身。鹿児島大学大学院卒。1981年入社、資材部長を経て2005年取締役。09年から現職。IT推進本部長、離島カンパニー社長を兼ねる。
 知念克明氏(ちねん・かつあき) 嘉手納町出身。琉球大卒。81年入社。企画本部企画部長を経て05年取締役。09年から現職。お客さま本部長を兼ねる。
 玉城直氏(たまき・すなお) 本部町出身。琉球大卒。78年入社。電力本部理事電力流通部長、IT推進本部理事を経て07年取締役。10年から現職。
 古堅幹也氏(ふるげん・みきや) 名護市出身。琉球大卒。80年入社。離島カンパニー離島事業部長を経て、11年から現職。
 山城克己氏(やましろ・かつみ) 名護市出身。琉球大卒。83年入社。お客さま本部営業部長、理事総務部長を経て11年から現職。
 桑江登氏(くわえ・のぼる) 与那原町出身。琉球大短大卒。80年入社。電力本部発電部長を経て11年から現職。
 本永浩之氏(もとなが・ひろゆき) 那覇市出身。慶応大卒。88年入社。11年から現職。
 島袋清人氏(しまぶくろ・きよひと) 伊江村出身。琉球大学大学院卒。90年入社。11年から現職。