全国の経営者に会いたい 高坂さん、起業への旅


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「旅を通して多くのつながりをつくりたい」と意気込む高坂尚平さん=24日、琉球新報北部支社

 【大宜味】起業を目指す人がその計画について発表する大会「ドリームプラン・プレゼンテーション」(ドリプラ)の京都支部で実行委員長を務める高坂尚平さん(26)が、日本全国の経営者に会うための旅を沖縄から始めた。

4月19日から22日まで、大宜味村のブルーオーシャンズ(中田裕久社長)を訪れ、ボランティア活動や社員との交流を楽しんだ。
 高坂さんは仲間4人と起業を目指し、勤めていた会社を2012年に退社。ドリプラの活動に参加しながら、起業の準備を進めている。今回の旅もその一環で、9月までの約5カ月間で4人それぞれが経営者を訪ねて全国を回り、その成果を持って10月に事業立ち上げを予定している。
 ブルーオーシャンズでは工場見学や塩屋湾一周トリムマラソンでの物販を手伝った。高坂さんは同社について「夢がある。社員が一から会社づくりに関わっていける上、地域に密着したやり方に魅力を感じた」と話した。
 同社のほかに、沖縄教育出版(那覇市、川畑信介社長)や沖縄ヤクルト(宜野湾市、入井将文社長)などの経営者を訪問した。
 仲間とは教育関係の企業を立ち上げる予定。内容は就活相談や、課外活動など生徒・学生相手のものにとどまらず、経営者間のつながりをつくる取り組みなど、新しい企画も盛りだくさんだ。
 高坂さんは「困っている経営者のヒントになるような素晴らしい経営者が日本全国にはたくさんいるはずだ。経営者の横のつながりをつくる手伝いをするためにも多くの人とつながりを築きたい」と意気込んだ。