地産地消で長寿復活 「考える会」が発足 名護


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発足した「観光と長寿と食を考える会」の中村英一郎会長(前列左から4人目)ら=4月30日、名護市産業支援センター

 【名護】地産地消で観光、地域を振興し長寿県復活を目指そうと、本島北部の観光業、生産者を中心とした「観光と長寿と食を考える会」が4月30日、発足した。同日、名護市産業支援センターで初会合となる意見交換会を開催し、カヌチャベイホテル&ヴィラズの中村英一郎総支配人が会長に就任した。

 同会は、食を通して沖縄の観光と長寿について考えることを目的に、食の交流会や講演会、試食会などを開催する。観光と食についての調査、研究、情報収集や啓発活動を行う。
 副会長には名護市観光協会の比嘉重史事務局長が就任し、農水産業の団体や企業が主な会員となった。
 意見交換会では会員から「沖縄の伝統野菜の普及をやんばるから発信してほしい」などの提言があった。
 中村会長は「長寿のお年寄りが何を食べているか聞きたい。やんばるでできることを考え、観光業界を盛り上げたい」と意気込みを語った。