住居侵入容疑の米兵を現行犯逮捕 飲酒、禁止令違反の疑いも


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 沖縄署は5日、沖縄市美里のアパートの一室に正当な理由なく侵入したとして、住居侵入の疑いで在沖米海軍嘉手納基地所属の上等兵曹(38)を現行犯逮捕した。同署によると、上等兵曹は「部屋に入っていない」と容疑を否認している。上等兵曹からは酒の臭いがしており飲酒したことは認めているが「捜査には協力できない」と飲酒検知も拒否している。

 逮捕容疑は、5日午前7時25分ごろ、沖縄市美里のアパートの一室に正当な理由なく侵入した疑い。同署によると、同部屋に住む被害者の女性(33)が寝室で休んでいたところ、無施錠だった玄関ドアを開け、上等兵曹が部屋に侵入した。女性が上等兵曹を玄関先に押し出して110番通報した。通報を受けて駆けつけた沖縄署員がアパート内の通路にいた上等兵曹を現行犯逮捕した。
 同署によると、上等兵曹は嘉手納基地内居住。在沖米軍は基地外では自宅や滞在先の宿泊施設を除き、終日飲酒を禁止しているほか、基地内での飲酒後の外出や血中アルコール濃度0・03%以上の兵士の基地外外出を禁じている。上等兵曹は禁止令を破り、犯行に及んだ可能性がある。
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