角と角が激突 熱気 瀬底島ピージャーオーラサイ


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中川7号(右)に襲いかかろうと角を振り上げる読谷ボール=4日、本部町の瀬底島

 【本部】角のある雄ヤギが闘う「瀬底島ピージャーオーラサイ」(同保存会主催)が4日、本部町瀬底のナカタ商会広場で行われた。町内外から多くの観戦客が訪れ、角と角を激しくぶつけ合うヤギを前に会場は熱気に包まれた。

 オーラサイは、瀬底や名護市などから集まったヤギにより10試合が行われ、合間にはエキシビションマッチも開催した。
 特に、100キロの読谷ボールと70キロの中川7号の試合は、激しいぶつかり合いで白熱した。体の大きな読谷ボールが前足を上げて、角をぶつけるとひときわ大きな「ゴンッ」という音が鳴り響いた。
 読谷ボールの主で保存会会長の仲田亘さん(73)は、オーラサイの魅力について「前足を持ち上げるのが迫力ある。ダイナミックだよ」と語った。
 会場ではヤギ汁の販売や子ヤギが当たる抽選会もあり、盛り上がった。