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【国頭】10日から始まる愛鳥週間を前に、8日午前9時ごろ、国頭村の県道70号を奥から楚洲方面に1・5キロ進んだ地点で、国指定特別天然記念物ノグチゲラ1羽の死骸が見つかった。
死骸は雄で、死後1日以上経過したものとみられる。死因は不明。環境省やんばる野生生物保護センターによると、ノグチゲラの死骸の届け出は、ことし初めて。昨年はゼロ件だった。
死骸があった周辺では、3月ごろからノグチゲラが巣作りをする様子が確認されている。付近の道路沿いの木には巣が複数あり、昨年はひなの巣立ちが確認されていた。
同センターの比嘉瑞季自然保護官補佐は「交通事故も考えられるが、カラスなどが、ほかの場所で死んだ個体を持ってきた可能性もある」と話し、死因の断定はできないとした。
同センターの山本以智人自然保護官は「ノグチゲラの死骸は目立たないため届け出がなく、表に出ていない可能性がある」と話した。