軽自動車販売 6年ぶり増 低燃費新車など奏功


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県内の軽自動車新車販売台数

 県軽自動車協会が9日までにまとめた2012年度の県内の軽自動車新車販売台数は、前年度比22・6%増の2万4949台となり、6年ぶりに前年度実績を上回った。全車両に占める軽自動車の割合は13年3月末で0・6ポイント増の52・1%となった。

 同協会は「エコカー補助金の復活や各メーカーの低燃費新型車の導入などの効果があった」と分析。「14年4月からの消費税引き上げを見据えた駆け込み需要で個人消費が活発化し、軽自動車の販売台数も引き続き期待できる」としている。
 12年度は軽乗用車が26・6%増の2万1572台、軽貨物車が2・2%増の3377台。中古車販売は10・9%増の2万342台で1年ぶりの増加となった。
 一方、13年3月末現在の軽自動車の保有台数は、3・3%増の53万4390台となった。同協会の登野原功専務理事は「軽自動車は維持費が安く、女性に人気がある。値段も手ごろで今後も台数は増えるだろう」と述べた。
 全国の12年度の軽自動車新車販売台数は、16・8%増の197万2600台で2年連続で増加。昨年12月末現在の軽自動車保有台数は2830万8637台で、全自動車に占める割合は35・4%だった。