【糸満】糸満市大里の玉城輝明さん(71)は、終戦直後の1947年ごろに撮影した写真に写る男性の身元や関係者を捜している。写真中央は、輝明さんの父・故輝助さんで、左は米軍関係者。玉城さんは右の男性を捜している。この男性に関する話は父から聞かされたことがなかった玉城さん。「終戦直後の写真は、非常に貴重。関係者が名乗り出たら写真を贈呈したい」と話し、情報提供を呼び掛けている。
輝助さんは戦前、米・ハワイで約25年間暮らした。このため英語が達者で、終戦直後は、米軍が募集した旧高嶺村(現・糸満市)や旧東風平村(現・八重瀬町)周辺の弾薬撤去作業に従事。旧高嶺村の責任者を務めた。写真は、弾薬や不発弾が山のように発見された両地域で撮影したとみられる。写真の男性も責任者を務めていたとみられ、一定の英会話ができた可能性があるという。
玉城さんは、旧高嶺村の各字の関係者を訪問し、男性について尋ねたが有力な情報はつかめなかった。このため、旧東風平村の関係者の可能性が高いと考える。「私も70歳を超えて、年を取った。元気なうちに贈呈したい」と男性の関係者を捜している。
情報提供は、玉城さん(電話)098(994)1566。
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