【与那原】人口、世帯とも増え続ける与那原町。今年に入っても勢いは変わらず昨年同期より747人増加して1万8246人になった。年齢別人口構成も30代から40~50代が多く占めている。
最も増加が著しいのが海岸埋め立て地の東浜地区で入居開始した当初、わずか6世帯26人だったのが、10年後の2013年3月末現在で人口が3182人(1254世帯)と大幅に増えた。
町内行政区16区で人口、世帯数とも3位だった東浜地区は12年2月に世帯数1027となり第1位になった。人口も同年5月に2855人と、これまで第1位を占めていた与原区の人口より21人増え1位となった。以来東浜区がトップを走る。
同区のもう一つの特徴は住居契約者年代別で30代から40、50代の人が最も多く、60歳以上が少なくなっていることが挙げられる。これが町全体の人口年齢別構成にも大きく影響している。
県福祉保健部高齢者福祉介護課のまとめによると、県内の65歳以上の全体の割合が17・2%。これに対し与那原町は15・7%と低くなっている。
同町から那覇市に至る国道バイパス工事が進められる中、他地域でも新しいマンションの建設が目立つようになり、今後も人口増が見込まれることや働き盛りの人口が大半を占めることなどから、町は活気に満ちたまちづくりに勢いがつくと期待を寄せている。
(知花幸栄通信員)