総合ディスカウントショップ大手のドン・キホーテ(東京)は、那覇市国際通り沿いの那覇OPA(オーパ)=同市松尾=を大幅改装し、県内3店舗目を年内にも開設する。うるま市への2店舗目については、同市塩屋で24日に起工式を開き、秋ごろをめどにオープンする見込みだ。
相次ぐ県内出店にドン・キホーテ広報室は「国際通りは沖縄のランドマーク。これまで県内に出していない商品を提案し、消費をより刺激したい。三者三様の魅力を発信したい」と話している。
那覇OPAの土地、建物は、2012年12月にドン・キホーテの100%子会社、日本商業施設(東京)が取得した。これまではオーナー(所有者)との営業委託契約により、ダイエー100%出資のグループ企業、オーパが運営してきたが、今年7月にビルに入居する約60店舗との契約が終了し、改修工事を始める。同社の店舗概要をはじめ入居テナント数など改修の詳細については現在、最終調整している。
2店舗目となるうるま店は敷地面積1万5千平方メートル、延床面積約7千平方メートル。家電や化粧品、玩具などをはじめ泡盛など県産品をそろえる予定。屋外には200台以上収容の駐車場を整備する。
ドン・キホーテは昨年11月に宜野湾市大山に県内初出店した。バラエティーグッズやコスメティックなどが好調で、集客は当初予想通りに推移。売り上げは九州の店舗でトップ級の実績を残しているという。
同社広報は「宜野湾店での顧客動向を見ていると、既存の商業施設とうまく使い分けているように思う」と分析。県内での3店舗展開について「今後も地元客の視点に立ち、選べる楽しさを提案していきたい。地域に溶け込む店舗を目指す」と意欲を示した。
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