同窓会が記念新聞 那覇高・県立二中「城岳タイムス」


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同窓会の総会・懇親会に合わせ「城岳タイムス」を制作した那覇高36期の同窓生=9日、那覇市松尾の城岳同窓会館

 那覇高校と旧制県立二中の同窓生組織「城岳同窓会」がこのほど、記念新聞「城岳タイムス」を制作した。新聞は2千部印刷し、18日にロワジールホテル&スパタワー那覇で開催する2013年度総会・懇親会で配布される。

13年度総会・懇親会実行委員長の照屋雅浩さん(49)は「歴史やニュースもあり、盛りだくさんの内容で一生の宝物にしたい」と出来栄えに自信を示した。
 城岳同窓会では毎年実施の総会・懇親会を卒業後30年の同級生が取り仕切る伝統ができている。今回は那覇高36期生を中心に各専門部に分かれて作業に当たった。新聞はコピーライターの普久原晶子さん(48)を中心に制作され、携帯電話や印刷会社の社員、獣医師、県庁職員など多様な職種の同級生6人が担当した。「ツナガル ヒロガル 城岳スピリッツ」との主題を1面に配置し、随所に主題に沿った紙面作りを心掛けた。
 紙面はカラー面も取り入れた10ページ。1面のトップ記事に7月に完成する那覇高新校舎を紹介している。見開き特集の座談会は「那覇高野球部」がテーマ。1960年と2000年に甲子園に出場した那覇高野球部のOB5人と現役野球部主将が野球部の未来について語り合った。甲子園を経験したOBは「周りがちやほやするけど、てんぐになっては駄目だ」と振り返り「やるからには甲子園を目指してほしい」と現役生を激励した。
 海外で活躍する同窓生も紹介した。ニューヨークで活躍中のフォトグラファー国吉歳木朗さん、ドイツを中心に活躍するピアニストでピアノ教師の外間久美子さんの取り組みを伝えた。在校生の部活動や那覇高・県立二中の校旗・校章・校歌、同窓生の模合グループも紙面に盛り込まれた。
 照屋委員長は同窓会について「いろいろな個性を持つ集団だが、社会のために一致団結する強さが城岳スピリッツだ。社会に出ても城岳に対する思いを持って、それぞれ生きている」と熱く語った。同窓会への問い合わせは事務局(電話)098(867)2525。