【宮古島】宮古島市平良西里のサトウキビ畑でバッタが局所的に大量発生し、葉を食い荒らす被害が出ている。
県宮古農林水産振興センターによるとバッタの局所的な発生は少雨傾向だった年に見られるとし、農家に駆除剤散布を指導するとともに、被害が広がらないよう警戒を強めている。
大量発生しているのは交通量の多い幹線道路沿いの畑。持ち主の石川哲明さん(48)によると、13日ごろから大量発生している。葉は食べられて細くなり、残る部分も枯れて茶色く変色した部分も目立つ。
14日から駆除剤をまき始めたが、一部では今もサトウキビの葉に多くのバッタが止まり、葉を食べていた。
石川さんは「1週間前まで青々と育っていたが、一気に色が変わった。早めに駆除したい」と話していた。
県宮古農林水産振興センターによると、ことしは来間島でもバッタ発生の報告があるという。バッタを県病害虫防除技術センターに送って種類を特定するなど対応を急いでいる。