消えゆく校歌 響かせたい 久茂地小児童43人


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リハーサルで久茂地小の校歌や「えんどうの花」を歌う子どもたち=16日、西原町の沖縄キリスト教学院大学

 2014年3月末で統廃合が予定されている那覇市立久茂地小学校の子どもたちが、22日に開かれる宮良長包生誕130年記念音楽祭(同実行委員会主催)に参加する。

6年生43人が長包が作曲した同小学校の校歌と「えんどうの花」を歌う。実行委は宮良長包が同小の校歌を作曲していることから、統廃合を前に在校児童らに思い出を残してもらおうと参加を呼び掛けた。16日に西原町の沖縄キリスト教学院大学でリハーサルがあり、子どもたちも参加。オーケストラとともに仕上がりを確かめた。
 山城知樹君(11)と渡具知妃菜さん(11)は「校歌は久茂地小のいいところがいっぱい詰まった歌。学校がなくなるのは寂しいけど、音楽祭で校歌を歌えるのでうれしい。合唱は声の表現やテンポを合わせるのが難しいけど、みんなで歌えるから楽しい」と話した。
 同音楽祭は22日午後6時半から宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれる。県内の合唱団やオーケストラ総勢約400人が「なんた浜」「嵐の歌/嵐の曲」など“長包メロディー”を演奏する。問い合わせは実行委(電話)080(8353)0974(大浜)。