平和の礎、62人を追加刻銘


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新たに確認された戦争犠牲者62人の氏名が刻銘された石板を設置する作業員=17日午前10時すぎ、糸満市摩文仁の平和の礎

 沖縄戦犠牲者の氏名を刻む糸満市摩文仁の平和の礎で17日午前、2012年度末までに確認された62人(県内46人、県外16人)を追加刻銘する作業が行われた。

 県内の追加刻銘者は太平洋戦争時に広島や長崎で被爆した県出身者16人の申請が確認されたこともあり、過去最低だった前年度(36人)を10人上回った。
 この日、平和の礎では作業員5人が重機などを使用し、氏名が刻まれたはんれい岩の板を午前10時から約1時間半かけて慎重に設置した。【琉球新報電子版】