【ペルー】沖縄市から芸能指導者 隔年派遣、担当が計画説明


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ペルー沖縄市郷友会メンバーと県人会幹部。中央が玉城千恵美さん=ペルー沖縄県人会館前

 沖縄市経済文化部文化観光課の玉城千恵美係長がこのほど、ペルー沖縄市郷友会(フアン島袋会長)と県人会(ルイス嵩原会長)に対し、沖縄市からの芸能指導者派遣に関する事業の打ち合わせのため、ペルーのリマを訪れた。

玉城係長は、ペルー沖縄市郷友会メンバーと県人会幹部への説明会を開いた。事業の目的について「沖縄市出身者やその子弟に対し、芸能指導者を派遣し、芸能の継承と移住者との友好親善を図るものだ」と話し、協力を求めた。
 事業計画案によると、隔年ごとに3人の指導者を派遣、歌・三線(古典・民謡)、三線修理などを予定。
 現在ペルーでは3、4世の若者による古典音楽や民謡のグループが誕生し、催し物に引っ張りだこ。正式な指導者がペルーに来て、指導すれば、将来ペルーからの指導者誕生も夢ではないと、関係者の期待は大きい。(赤嶺光弘通信員)