県産黒糖で生キャラメル 月間200箱生産


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県産黒糖を使った生キャラメルをPRするエスピーおきなわの金城信一代表=17日、琉球新報社

 健康食品販売などを手掛けるエスピーおきなわ(宜野湾市、金城信一代表)は、県産黒糖を使った無添加、無着色、無香料、保存料なしの「手づくり黒糖生キャラメル」を開発し、本格的に販売を始めた。

口当たりが軟らかい生キャラメルに原料の黒糖とレシピも同梱(どうこん)し、「自宅で簡単に作れる」と同種商品と差別化を図る。
 金城代表は「県内では現在、生キャラメルの取り扱いはないのではないか。ぜひこの食感を楽しんでほしい」と話している。
 現在、那覇市国際通りの土産品店のおきなわ屋本店で販売している。当面はキャンペーン価格で1箱12個入り880円(税込み)。当面は月間200箱を生産する。今後、取扱店舗を募集し販売拡大を狙う。
 原材料は波照間島産の黒糖と国内産の牛乳、生クリームのみ。黒糖はほかの県内産も使用していく。2012年に県内百貨店で開かれた北海道フェアで生キャラメルを食べ、黒糖味がないことに着目した。熱伝導のいい銅鍋で焦がさないように根気よく混ぜ合わせて手作業で作る。
 保存料を使用せず、賞味期限は60日。販売時にも温度管理に気を遣い、保冷剤を添付して口に入れたときにふわっと溶ける食感を大事に保つ。問い合わせはエスピーおきなわ(電話)098(890)1876。