琉球新報社 【嘉手納】認可外保育園が国の防音対策工事の助成対象外となっている問題で、嘉手納町議会（徳里直樹議長）は１８日午前、町内の認可外保育園も公立園と同様に防音工事費と空調費を助成するよう求める意見書と決議を、全会一致で可決した。
この問題で市町村議会が意見書を可決するのは初めて。町議会は１９日、沖縄防衛局と県、県議会に要請行動を展開する予定だ。
意見書では、町が認可外保育園に実施したアンケートで「精神的不安定」や「睡眠障害」などの影響が懸念されていると指摘し、「乳幼児期の重要な時期に保育環境に差があってはならない。助成実現を強く要望する」としている。
町議会は５日、嘉手納町内の認可外保育園園長から、防音工事費助成を求める意見書を採択して国へ要請するよう、陳情を受けていた。
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