マンゴー33%増1566トン 13年産見込み


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 県農林水産部は18日、2013年産マンゴーの生産見込み量を発表した。昨年の相次ぐ台風被害により本島の樹勢回復が遅れたが、宮古・八重山地域で収穫面積が増加し、前年比33・3%増の1566トンを見込んでいる。

過去5年の平年値との比較では、4・5%の増加となった。
 今期の開花期(2~4月)は比較的天候に恵まれて順調に結実したが、本島地区は昨年の台風被害により樹木の生育状態の低下が一部で見られ、つぼみを出す量が減少。平年値の22・7%減の787トンを見込む。
 一方、宮古・八重山地域は平年より62・1%増の778トンを予想。近年、県や国の補助でハウスの建設が活発化し、特に宮古地区では今年も新たに2ヘクタールの畑が初収穫を迎えることから、増産を見込んでいる。
 今後、同部は夏季から秋季にかけて襲来する台風に備え、ハウスの点検や排水路の整備などを通し、安定した収穫量の確保を図る。