石垣産クロレラで健康サプリ 欧州、中国市場へ


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石垣島産クロレラを主原料に八重山殖産が新たに開発したグリモアシリーズ

 健康食品販売の八重山殖産(石垣市、志喜屋安正社長)は、石垣島産クロレラを主原料としたサプリメント「GREMORE(グリモア)シリーズ1~4」を開発した。

5月から欧州市場で販売を始めており、6月25日からは中国市場へも展開する。初年度は、海外展開拡大を視野に国内外を含めて約4千万円の売り上げを見込む。
 新商品は必須アミノ酸を含む20種のアミノ酸が摂取できるのに加え、ビタミンやミネラルなども取れる。県の支援事業を受けて開発。包装も一新し、「クロレラ」を前面に出すのではなく、商品名も「もっと緑を(モア・グリーン)」から造語した。5月17日に国内市場で発売し、国内に先立ち5月14~16日にスイスの展示会に参加した。中国には6月25日から上海で開かれる展示会に出品する。
 同社は約10年前から海外展開に取り組む。欧米の展示会に出品、欧州では8カ国に代理店を構え、現在は世界16カ国と取引している。中国展開は3年目となる。健康食品の国内市場の減少に歯止めがかからない中、海外と国内の取り扱い割合は7対3という。
 クロレラのみのグリモア1は1箱30日分(1包8粒入りが30包)で税込み2940円。乳酸菌やコラーゲンを添加した「2」と「3」はそれぞれ3465円。県内ではわしたショップとリゾートホテルで販売する。問い合わせはフリーダイヤル(0120)591900。