山城カメラマンの写真展きょう開幕 横浜の日本新聞博物館


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内覧会で自身の写真を説明する山城博明カメラマン(中央)=21日、日本新聞博物館

 【神奈川】琉球新報写真映像部の山城博明さんが復帰前から撮った沖縄の歴史的な習俗、貴重な動物などの写真を紹介する琉球新報創刊120年企画展「報道カメラマンが見た 激動のOKINAWA42年」(主催・琉球新報社、日本新聞博物館)が22日、横浜市の日本新聞博物館で開幕する。21日に内覧会があり、山城さんは2004年の米軍ヘリ沖国大墜落事故の写真を示して「沖縄の人は復帰したら基地も少なくなり、日本本土と同じになると期待したが、基地負担は40年たっても何も変わらない」と訴えた。

 同展には227点を出展。会場には山城さんが読売新聞西部本社在籍中の1975年に、皇太子夫妻(当時)に火炎瓶が投げられた「ひめゆりの塔火炎瓶事件」の決定的瞬間や、コザ騒動など沖縄の基地問題を象徴する写真が並ぶ。
 写真展は8月18日まで。入館料一般500円、高校生300円、中学生以下無料。7月13日と8月3日には講演会も予定されている。問い合わせは(電話)045(661)2040。