伊計サーキット今月末に閉鎖へ きょう“走り納め”


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週末に開催されにぎわいを見せるバイクレース=8日、うるま市の沖縄サーキット伊計島

 【伊計島=うるま】約20年にわたり、バイクレース愛好家の交流の場となってきたうるま市の沖縄サーキット伊計島(高江洲義徳オーナー)が、今月末で閉鎖される。隣接するホテル(昨年閉鎖)の譲渡先が決まり、6月いっぱいで退去するよう求められたためだ。閉鎖を惜しむ声が上がる中、23日には愛好家による“走り納め”が、30日には最終レースが開催される。

 高江洲オーナーによると、サーキットは“問題児”の立ち直りの場にもなってきた。保護司でもある高江洲オーナーは「親や学校に反発する中高生がここに来て変わるのを見てきた」と話す。
 関係者からは「なくなったらどこで走ればいいのか」「残してほしい」など、継続を求める1200人以上の署名も集まっているという。高江洲オーナーは「とても残念だが、他の場所で続けられるかどうか考えたい」と語った。