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【伊是名】サンゴの大切さを地域の人々に知ってもらおうと、伊是名島のサンゴ保全活動に取り組んでいる「サンゴを愛する会」(名嘉哲治会長)が14日までに、村勢理客の伊是名漁業協同組合本部の建物裏側に子どもたちと協力して大きな壁画を完成させた。
サンゴを愛する会は漁協組合員を中心に、約120人が3年前から活動している。
壁画は「サンゴは海の宝物」と名付けられ、同会会員で伊是名小学校の絵画教室で絵画の指導をしている村諸見の比嘉陽子さん(39)が勢理客子ども会、伊是名小学校絵画教室の児童と協力し、サンゴの大切さを学習しながら取り組んだ。
壁画は魚、カニ、イソアワモチなど、サンゴや一緒に暮らす海の生き物が描かれた。
比嘉さんは「サンゴ礁があることで海の生物も私たち人間も生かされていることを絵にした。サンゴ礁の役割が盛り込まれた絵画を多くの人に見てもらいたい」と優しく語った。
伊是名小3年生の神里奈波さん(8)は「サンゴはいろんな色があるから、色を工夫した。ピンクや水玉模様を描いたのできれいだった。サンゴを大切にしたい」と満足そうに話した。
(東江京子通信員)