県内で副作用4件 子宮頸がんワクチン


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 子宮頸(けい)がんワクチン接種後に、県内で副作用の症状の出た人が、4月1日から6月20日までに4人いたことが28日、分かった。年齢は12歳から13歳で、発熱、けいれん、手足の硬直とけいれん、生理痛の悪化といった症状があった。生理痛が悪化した人は、まだ回復していないという。

医療機関の報告内容を国が県健康増進課に伝えた。子宮頸がんワクチンは4月に施行された改正予防接種法に伴い、小学6年から高校1年相当の女子を対象に、定期接種になったばかり。県内でもほとんどの自治体が無料接種を実施している。
 症例数は少ないが、接種後にワクチンとの因果関係を否定できない、持続的な痛みなどの副作用が報告されている。
 厚労省は14日、実態解明が進み適切な情報提供ができるまで、積極的な接種呼び掛けを一時中止するよう全国の自治体に勧告した。