「ベイサイド」新装開所 宜野湾市宇地泊


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リニューアルを記念したオープニングセレモニーでテープカットする関係者ら=1日、宜野湾市宇地泊の宜野湾ベイサイド情報センター

 【宜野湾】宜野湾市宇地泊の情報産業振興施設「宜野湾ベイサイド情報センター」(Gwave)が1日、リニューアルオープンした。

市から指定管理を受けた琉球インタラクティブ(同市、臼井隆秀社長)が5階建ての建物を大幅に改装し、カフェや起業家が集えるコワーキングスペースを整備した。起業家育成や、ビジネスのコラボレーションを生み出す場として支援態勢を充実させ、年間10万人の利用を目指す。
 テラス席も設けられた開放的な1階の「Gwaveカフェ」には、通信環境はもちろん、タブレット端末iPad(アイパッド)やパソコン端末が利用でき、IT関連を中心に書籍300冊以上の貸し出しサービスもある。
 2階部分の「Gwaveインキュベート」は県内外の起業家や企業関係者の利用を対象にしており、ビジネスに関する意見交換や交流ができるスペース。会員登録(有料)すれば、フリーランスなどの形態の起業家が仕事場として登記することも可能だという。
 そのほか、セミナーなどに活用できる研修室やプレゼンテーションルームも設置。3~5階には琉球インタラクティブやIT関連企業10社前後が入居する。
 臼井社長は「起業家を育てるコミュニティーづくりをしていきたい」と意気込みを語った。
 オープニングセレモニーに出席した佐喜真淳宜野湾市長は「素晴らしいアイデアを提案してもらった。市民にはここで身に付けた技術を学校や職場で役立ててほしい」と期待を込めた。