「出会いがうれしい」 沖縄ファン、大宜味村民と交流


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発酵途中の泡盛を見学するキジムナーツアーの参加者ら=6月29日、大宜味村の田嘉里酒造所

 【大宜味】関東地方を中心に沖縄ファンでつくる季刊誌「大好き沖縄」(発行責任者・出口富美子さん)が企画した、第17回キジムナーツアーの参加者22人が6月29、30の両日、大宜味村を中心に地元住民との触れ合いを楽しんだ。

 毎年離島を含め、県内各地の「観光地でない沖縄」を巡る同ツアーの参加者は、「人との出会いがうれしい」と満喫していた。
 初日は、押川公民館で住民からニガナの白あえやシロウリのあえ物、ソーキ汁などが振る舞われるなど歓迎を受けた。住民による三線の演奏などもあった。
 2日目は田港、屋古、塩屋でウンジャミ(海神祭)の舞台となる拝所見学をはじめ、住民からウンジャミの歴史や由来などを聞いたほか、沖縄本島最北の酒造所である「田嘉里酒造所」で泡盛造りを見学した。
 初めて参加したという田島まき子さん(63)=埼玉県=は「90代のおばあちゃんが畑仕事をするなど元気なことに感動した」と話した。
 また、為我井(ためがい)雅子さん(70)=東京都=は「普段食べている物が、私たちにも出されて、土地の物が地元の人を支えていることを感じた」と話していた。