「洋楽=1」オリジナル・サウンドトラック『華麗なるギャツビー』


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『ミュージック・フロム・バズ・ラーマンズ・フィルム・華麗なるギャツビー』20年代のジャズと今日のサウンドをミックス
 1974年ロバート・レッドフォードの主演で大ヒットした『華麗なるギャツビー』ですが、このたびレオナルド・ディカプリオの主演でリメーク。これはそのサウンドトラックです。

 F・スコット・フィッツジェラルドによる小説の舞台は1920年代のアメリカ。ローリング・トゥエンティーと言われた第1次大戦後の好景気に沸くこの時代はジャズ・エイジとも呼ばれ、後にスタンダードになった名曲も沢山生まれています。
 74年の映画ではネルソン・リドルが当時の音を再現したのですが、今回音楽担当プロデューサーを務めた“ジェイ・Z”は20年代のコンテンポラリー・ミュージックであったジャズを今日のサウンドと見事にミックスしました。ダフト・パンクと同様世代を超えたジェネレーション・ミクスチャーといえるでしょう。エイミー・ワインハウスの『バック・トゥ・ブラック』をビヨンセがカバー。アメリカで初登場2位(5/25付)にランクされました。
 (ユニバーサル・2548円)=北澤孝
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北澤孝のプロフィル
 きたざわ・たかし 1947年、東京生まれ。小学生のころからダイナ・ショアなど洋楽を好み、大学時代はニューオリンズ・ジャズ・クラブに所属し、トラッド・ジャズを研究。その後レコード会社、音楽出版会社に勤務。携わったアーティストは、ポール・モーリアからボン・ジョヴィ、ブリトニー・スピアーズ、MONKEY MAJIK、Superflyまで多岐にわたる。
(共同通信)

ミュージック・フロム・バズ・ラーマンズ・華麗なるギャツビー
サントラ ゴティエ ココ・O・オブ・クアドロン カニエ・ウェスト&ジェイ・Z Featuring フランク・オーシャン&ザ・ドリーム フローレンス・アンド・ザ・マシーン ザ・エックス・エックス ネロ シーア フローレンス・ウェルチ・アンド・サブストラクト ジェイ・Z
ユニバーサル インターナショナル (2013-06-05)
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オリジナル・サウンドトラック『ミュージック・フロム・バズ・ラーマンズ・フィルム・華麗なるギャツビー』
北澤 孝