メガソーラー検討 石垣島の国営かんがい事業


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 石垣島内の農業用水の再編整備として2014年度着工を目指す国営かんがい排水事業「石垣島地区」で沖縄総合事務局は、1メガワット以上の太陽光発電(メガソーラー)新設へ検討を進めている。

送水ポンプの電気代地元負担の軽減策として県などが早期建設を要請している。1・35メガワット規模のメガソーラーになる見込みで、県の山城毅農林水産部長は3日の県議会一般質問で「2(メガ)~3(メガ)にしたい」とさらに拡大を求めていく考えを示した。砂川利勝氏(自民)への答弁。
 県などによると、底原ダムの堤体の下流部にある平場なども含めて設置を検討している。発電した電力は沖縄電力に売電する方針。現在のポンプ稼働で年間1億円近くの電気代がかかっているという。
 事業主体の沖縄総合事務局土地改良課は「県からできるだけ大きくと要望は受けている。現段階で設置するともしないとも言えない。どうやったらできるのか、規模や設置場所も含めて検討している」と話した。