【浦添】県は浦添市や地域で歴史ガイドを行うNPO法人と協力し、浦添小学校4年生100人余を対象にした風景学習を6月28日、市仲間地区で行った。
同地区は沖縄の風土に根差した町並みを守り、国内外にアピールすることを目指す県事業「沖縄まちなみミュージアム」候補地の一つ。地域の歴史に触れた児童らは「もっと浦添を知りたい」と意欲を見せた。
風景学習は地域の歴史や文化を学び、地元への誇りと愛着を持たせ、まちづくりへの関心を高めることが目的。児童らはうらおそい歴史ガイド友の会や、沖縄の風景を愛(かな)さする会などの案内で、同小学校に隣接し13世紀ごろに築城、建立されたという浦添グスクと浦添ようどれを回った。校歌の歌詞にある「浦添古城」や「三王統」などの由来も学んだ。
兼城千宙(ちひろ)さん(9)は「浦添には古い伝統と建物が残っていることを学べた。きょう習った時代より、もっと昔の浦添を知りたくなった」と意欲を見せた。