お菓子「勝つお豆」全国発売 県産素材を活用


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新商品のつまみ菓子「勝つお豆」の県外市場開拓に意欲を示す金城幸隆社長=4日、琉球新報社

 地元素材を生かした食品製造販売のオキネシア(那覇市、金城幸隆社長)は、沖縄の風味にこだわったつまみ菓子「勝つお豆」を開発した。

 2日の県内ファミリーマートでの先行発売に続き、7日から全国の土産品店などを含め販売を本格化。スーパーやコンビニなどでの定番化を目指す。将来的にはかつお節の粉末の活用ニーズを広げ、県内産業の活性化につなげたい構想だ。
 同社は経済産業省「地域資源活用事業」を活用し、2009年に「琉球かつお豆」を開発。土産店を中心に好評だったが、市場での競争力強化を目指し数年かけて風味などを改良し、安定した生産体制を整えた。パッケージも中身が分かりやすいように工夫した。
 原料の黒糖や塩、唐辛子は県産を使用。金城社長は「スーパーなどで定番商品となることで、沖縄の味をより全国に発信したい」と県外市場の販路開拓に意欲を見せている。商品は1袋(38グラム)、税込み189円。初年度の販売目標は1200万円。