辺野古の海 重要性訴え 海洋学者・ミュージックさん


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辺野古の海、大浦湾の重要性を訴えるキャサリン・ミュージックさん=4日、名護市の汀間漁港

 【名護】米国ハーバード大学教授などを務めた海洋学者のキャサリン・ミュージックさん(65)が4日、米軍普天間飛行場の移設先として計画が進められる名護市の大浦湾と辺野古沖で潜水調査を実施した。

「埋め立ててサンゴを失うと後戻りできない。保護するためには今がラストチャンスだ」と辺野古の海、大浦湾の重要性を訴えた。
 ミュージックさんは沖縄に延べ11年、住んでいた。1983年には新空港建設計画が進められた石垣島で、白保のサンゴの保護を求めた。
 4日の調査では、ハマサンゴや辺野古地先の海草などを確認。辺野古移設問題について「反対するのは難しいけど、サンゴが育つように一人一人が少しずつでいいから反対の思いを示してほしい」と語った。
 現在、米ハワイ州在住のミュージックさんは、12日まで県内に滞在。東村高江や普天間飛行場などを訪れる。6日午後3時から名護市立中央図書館、7日午後4時から県立博物館・美術館で講演会を開く。
英文へ→Oceanographer Muzik confirms the importance of Henoko Coast