建設業協会に就職協力強化を要請 県高校校長協会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 県高等学校校長協会(会長・大城進球陽高校長)の富川盛保副会長(具志川商業校長)は8日、浦添市の県建設会館を訪れ、県建設業協会の下地米蔵会長に対し、来春の県内高校新規卒業者について、採用枠の拡大、採用内定の早期化、障がいのある生徒の雇用促進などへの協力強化を文書で要請した。下地会長は業界の年齢構成の高齢化に触れ「若い人材の育成や雇用拡大に積極的に取り組む」と述べ、互いの理解を深めた。

 同校長協会と同協会は昨年、協力体制を強化。これまで実業高校に限っていた協会の企業PR活動を普通高校にも拡大した。このほか3・4級建設業経理事務士資格の受講費用補助、インターンシップの受け入れ促進、現場見学会などを行い、「即戦力」を中心とした人材の育成に取り組んだ。
 2013年5月時点の新規採用総数は、建設業協会の45社113人を含め県建設産業団体連合会12団体で105社269人、重複企業を除くと72社182人となっている。
【琉球新報電子版】