JAおきなわ 宮古に最大集出荷場


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 【宮古島】JAおきなわは8日までに、宮古島市平良野原越に新しい集出荷場の建設を決めた。市内4集出荷場を統合し、集出荷場としては県内最大になるという。

輸送コストの軽減や農産物の品質向上を図る。来年3月完成で、4月からの運用開始を目指す。
 新集出荷場は宮古島のほぼ中央、県道78号平良城辺線沿いに建設する。施設面積は3260平方メートルで、事業費は約6億3777万円。
 マンゴーとゴーヤーの等階級の自動選別に対応した新しい選果機を整備。糖度計やカメラを備え、島内で増産が続くマンゴーなどへの対応力を強化する。新たに冷蔵室も整備し、農産物の品質維持機能も高める。
 JAおきなわ宮古地区営農振興センターは新集出荷場の完成により、出荷量を現在の1・8倍近い2940トンまで引き上げたい考えだ。同センターは「集出荷場の統合で、農家がほかの農家の作ったより良い農産物を見る機会が生まれることにもつながる。いい農作物作りにつながると思う」とした。