琉球新報社 那覇市は新市民会館の建設候補地案と基本構想案について６月２７日から約１カ月間、市民意見を募集している。
建設候補地は（１）久茂地小学校跡地（久茂地）、（２）現市民会館敷地（寄宮）、（３）新都心仮庁舎跡地（上之屋）の３カ所を提示している。翁長雄志那覇市長は久茂地小跡地に建設したい意向だ。
基本構想案によると、新市民会館は、１８００席規模の大ホール、４００席規模の小ホールを想定し、建物に沖縄らしさを工夫する。
市民意見の募集期間は基本構想案が７月２６日、建設候補地案は同２８日まで。資料は那覇市のホームページでダウンロードできるほか市役所本庁舎で入手、各支所などで閲覧できる。
久茂地小跡地を推す翁長市長は昨年の１２月議会で学校統合の条例制定の議決を得たとして同跡地への建設は「市民、県民の足を再び中心市街地に向ける仕組みの第一歩。近隣公園などの再整備の新たなスタートになる」と久茂地案の利点を強調し、市民からの意見を呼び掛けた。
資料によると、住民の一部からは現市民会館敷地に立て替えてほしいとの要望があり、新都心仮庁舎跡地は新都心地区の活性化効果が期待できるとしている。
那覇市のホームページアドレスはhttp://www.city.naha.okinawa.jp
