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【石垣】スカイマーク(東京、西久保愼一社長)は10日から、石垣と那覇、神戸、成田を結ぶ3路線を就航した。3路線同時の運航開始は同社初。
同社は同日、新石垣空港で就航記念式典を開催した。石垣―那覇で最低3900円という低価格路線の就航に、関係者は八重山の観光振興に期待を高めた。新石垣空港への乗り入れは5社目で、開港前から参入を予定していた国内航空会社は全て出そろった。
運航するのは石垣―那覇が1日4往復、神戸と成田が1日1往復。使用機材はボーイング737―800型で177人乗り。価格は那覇線が3900~5千円、神戸線が1万2800~1万7800円、成田線が1万2800~1万8800円。
記念式典に出席したスカイマークの西久保社長は「生活の足として使いやすい運賃なので、本土や那覇へ気軽に行けると思う。石垣はたくさんの観光資源を持っているので、日本全体にPRしたい」とあいさつした。新石垣空港を活用した海外路線の就航については「まだ早いが、台湾は近いので十分事業が定着してから考えたい」と述べた。
中山義隆石垣市長は「移動手段の確保は離島の定住条件。利便性が高い価格設定で生活がしやすくなる」と強調。「沖縄本島の人でも八重山に来たことがない人もいるので、この機会に八重山に来てほしい」と観光振興にも期待した。
スカイマークは4月に路線を開設する予定だったが、新石垣空港での施設確保ができていないことを理由に就航を延期していた。