ゲーム、給食に笑顔 泡瀬小、ブラジル児童と交流


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沖縄・ブラジル混合チームで綱引きを楽しむ児童ら=4日、沖縄市の泡瀬小

 【沖縄】ブラジルサンパウロ市にある日本語学校「平成学院」に通う生徒16人が4日、沖縄市の泡瀬小学校を訪れ、5、6年生約100人と交流した。

両校の混合チームで綱引きや「ドッチビー」ゲームを楽しんだほか、給食を一緒に食べて沖縄の学校生活を体験した。
 泡瀬小は友寄隆登(りゅうと)君(10)、高江洲愛李(あいり)さん(10)、玉城竜太(りょうた)君(10)が空手の形を披露。全員で、ブラジルの踊り・サンバを輪になって踊った。同小の仲宗根蘭さん(10)は「顔が日本人みたいだった。仲良くできてうれしい。また来てほしい」と話した。
 那覇市に親戚がいる県系3世の高良なおき君(11)は「すごくおもしろかった。ブラジルと沖縄は全然違う。特に沖縄は暑い」と目を輝かせた。
 平成学院は全校生徒約190人のうち、約7割が県系移民の子弟。日本語のほか、そろばんを授業に取り入れている。今回は保護者らが資金を積み立てて約35日の予定で来日。沖縄には1週間滞在した。